今回は
見るということについて話したいと思います
ちょうど長期投資塾でも話がでたので触れたいと思います。

これも以前別の話しとして書いたことがあると思いますが、
見るということは本当に難しいということです

例えば
大物投資家と株の初心者が全く同じ四季報見ても
見え方も違えば、見るポイントも違うのは当たり前というのは想像できると思いますが、

何も知識差だけの問題ではなく
知識レベルが同じ人でも手法によったり、これがいいと思うポイントで全く見えるところが違うわけです

これは脳科学でいうスコトーマ(盲目)が関わっており、
人は自分が見たい情報しか見えない
ことが関係しています

あるあるネタとして
子供ができた瞬間に世のパパさんたちは
こんなに街中に子供がいること、ベビーカーがたくさんあることに気がつきます
普段は全く気付きません。結婚していない人はなおさら気がつきません
逆に少子化というバイアスがかかっているので、子供は少ないと思っています

私も子供がいる身なので、いいますが
本当に街中には子供がわんさかいます。
子供を産む前と後では景色が一変します

子供というのを認識することによって初めて周りの子供が見えてくる
この車を買いたいと思うことによって初めてその車がたくさん道路を走っていることに気づく

見るというのは
本当に難しく、意識しないと見ているようで全く見ていません

本当に良い投資先を常に意識していないと
ひとつのニュース、新聞、四季報、決算短信なんでもいいですが、
ざるのように見逃したり、重要な情報が見えなかったり

見るということはすごく高度な技です

私はこの話をするとき
たったひとつの新聞記事を見たことで
1銘柄で200億稼いだ是川銀蔵をいつも思い出します